十月の兎

徒然なるままの日記

誠意って何かね

タイトルを読んで、菅原文太と、かぼちゃが浮んだあなたは

北の国から」が好きですな。

 

文太さんじゃないけど、最近つくづく

そう思うことがあった。

 

夫が友達と呑む約束をしていた。

数日前に今回の呑み会はどうも乗り気になれない、と言う。

気心の知れた友達と場所なので何が嫌って訳ではなく、

純粋に気分が乗らないようだ。

そして断ることに。

 

断り方にいつもながら驚く。

まず謝ってから、特に予定はないし、

体調も悪いわけではないけど、全く気分が乗らないからお断りする、と。

全くオブラートなし。

 

私が断るなら、「気と体は連動してる」説を引っ張りだしてきて、

体調が悪いから気が乗らないのだ、と言い聞かせ、

なんとなくだるい気がするのでごめんなさい、

と曖昧で便利な言葉を選び、嘘は言っていない、

とまた自分に言い聞かせるだろう。

翌日「体調、大丈夫?」なんてメールをもらって罪悪感を感じちゃったり。

それって嘘じゃない?

 

すっぴん公開って言ってるのに、薄く

下地は塗ってて、下地はファンデと

違うからすっぴんに属するから嘘じゃない、みたいな。

 

うぎぎぎゃゃゃあぁあぁぁぁ‼︎

ややこしやー、ややこしやー‼︎

 

約束は守るのが誠意。

でも約束のためにコーティングした気持ちで自分の時間を使い、

相手の時間をもらうことは誠意ではないと思う。

 

夫の断る理由は真っ直ぐすぎて、呆れられながらも、

だいたいすんなり受け入れられる。

そこに誠意があるからだと思う。

 

誠意をごまかしたり、茶化したりすると正義仮面が登場してきて、

ややこしやーになる。

 

誠意はシンプル。