十月の兎

徒然なるままの日記

私史上最古の思い出

5歳の息子が、ちょっと前の話を

するとき

「オラ(ドラゴンボールの影響かと…)の若い頃さぁ、」

と言う。

 

5年間って彼にとってどういう感覚なのだろう。

オラ曰く「結構生きてる気がする」

らしい。

3歳くらいまでは若い頃に属するらしい。

 

私史上最古の思い出は3歳の時。

妹が産まれて半年が経ち、落ち着いたので、双方の祖父母達と

一緒に温泉旅行に行くことになった。

途中にミニウサギなどがいるふれあい

広場があった。

祖母が

「マホ(私)、動物好きだから

よかったね。触ってごらんよ。」

と言うと、大人達が

「そうだよ、触らせてもらいな、

マホは動物好きだもんね。」

と次々と言い出す。

 

私、動物そんなに好きだったけ?

と自分でもわからなくなりながらも

側にいたモルモットを抱っこすると、

大人達はとても嬉しそうにシャッターを

切る。

ミニウサギ、ハムスターと抱っこすれば

するほど満足そう。

もはや動物に触りたい、というよりも、大人達の期待に

応えようとしていた。

その時に、もう妹のような天使みたいな生き物ではないんだなぁと

感じたことをよく覚えている。

その日着ていた服、妹が包まれていた

おくるみの柄も。

 

息子も3歳の時に妹ができた。

きっと、私と似たような感覚なのかも

しれない。

 

こどもは大人が思っているほど

こどもっぽくない。

「こどもっぽい」なんて形容詞ないのかも。